群馬県前橋市、雄大な自然が広がる赤城山の裾野にある小さな畑。
草花の新緑があざやかに映える5月～6月ごろ、そこは甘く優雅な香りに包まれます。
香りを放つその花の名は、ダマスクローズ。

夜明けとともに朝露をまとったつぼみが一枚一枚ゆっくりと、まるでできたての朝陽を取り込むかのように花ひらいていきます。

「ROSEPS（ロゼップス）」は、この小さな畑で大切に育まれたバラ・ダマスクローズと、全国より選りすぐりの素材を組み合わせて誕生したオリジナルの商品ブランドです。

ダマスクローズの豊かな香りを損なうことがないよう、やさしい無添加の商品づくりを行っています。

バラは育てるのに手間がかかる花。
しかし、私たちの畑では、農薬も、化学肥料も、もちろん除草剤も使っておりません。

甘やかしすぎず、ちょっと厳しく。でも、心やさしく。たまにはおだてたりしながら、一つひとつの花を大切に育てています。商品として加工する際も、香料等の添加物は一切使用しておりません。ダマスクローズ本来の甘く優雅な香りとこだわりの厳選素材のおいしさを、どうぞお楽しみくださいませ。

ダマスクローズは25,000種以上あるといわれるバラの中でも、紀元前から香料用のバラとして重宝されてきた品種です。甘い香りを放つ野生品種「ロサ・ガリカ（Rosa gallica）」を親に持つ原種に近い品種で、主に化粧品や香水などの天然香料に使用されてきました。

また、ダマスクローズは希少価値が高い品種としても知られています。開花から花散りまでが速く、早朝につぼみがひらきはじめると強い芳香を放ちながらその日のうちに八分程度まで開花し、翌日には満開となります。しかし、満開になった次の日には花びらを散らしてしまいます。そして、その短い開花の間、約3.5kgの花から抽出できるローズオイルの量は、わずか1gしかありません。

私たちは古くから愛されてきたダマスクローズの貴重な香りを、今を生きる人たち、また次世代へと伝えていくため、はるか昔にダマスクローズが生きていた環境、すなわち農薬や化学肥料を一切使わない方法で栽培し、素材の特長を最大限に活かした商品に仕上げて販売しております。